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飲み込む瞬間は無呼吸になるの?小児歯科の視点でわかりやすく解説

  • 執筆者の写真: fukushimafdcinfo
    fukushimafdcinfo
  • 2月24日
  • 読了時間: 3分

「ご飯を食べるとき、呼吸ってどうなっているの?」

普段あまり意識しませんが、実は私たちは飲み込む瞬間に一瞬だけ無呼吸になっています。


こんにちは。福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック。」です。今回は小児歯科の視点から“飲み込む瞬間の呼吸”について解説します。


■ なぜ飲み込むときに無呼吸になるの?


私たちが食べ物や飲み物を飲み込むとき、のどの奥ではとても精密な動きが起こっています。

食べ物が口から咽頭(のど)を通り、食道へ運ばれる瞬間、気管の入口はふさがれます。これは食べ物や飲み物が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」を防ぐためです。


このとき、一時的に呼吸が止まります。これを嚥下時無呼吸(えんげじむこきゅう)といいます。

そして飲み込んだ後、多くの方は「呼気(息を吐く)」から呼吸を再開します。これも、万が一残った食べ物が気管へ入らないようにするための大切な仕組みです。


つまり、無呼吸は異常ではなく、体を守る正常な反応なのです。


■ 乳児はどう違うの?


では赤ちゃんはどうでしょうか。


実は乳児期だけは、飲み込みと呼吸が同時に行われています。

赤ちゃんはミルクを飲みながら呼吸ができていますよね。


その理由は、咽頭の距離が非常に短く、喉頭(気管の入口)の位置が高いためです。

乳児は構造的に、気管と食道の位置関係が大人とは異なり、同時進行が可能なのです。


これは哺乳に特化した体の仕組みで、成長とともに咽頭の長さが伸び、成人型の嚥下パターンへと変化します。


■ 小児歯科と嚥下の関係


小児歯科では、虫歯治療だけでなくお口の機能発達も重要視しています。


・舌の使い方

・口唇の力

・正しい飲み込み方

・口呼吸の有無


これらが適切に育っていないと、将来的に

✔ 歯並びの乱れ

✔ 口呼吸

✔ 誤嚥リスク

✔ 発音への影響


などにつながることがあります。


正しい嚥下(飲み込み)は、全身の健康とも深く関わっています。特に成長期のお子さまは、早期のチェックが大切です。


■ 高齢者との関連


嚥下機能は高齢になると低下することがあります。

飲み込み時の無呼吸がうまく機能しないと、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。


当院では訪問歯科診療にも力を入れ、摂食嚥下の評価やサポートも行っています。小児から高齢者まで、お口の機能を守ることが私たちの役割です。


■ まとめ


・飲み込む瞬間は一時的に無呼吸になる

・これは誤嚥を防ぐ正常な体の反応

・乳児期のみ呼吸と嚥下は同時に行われる

・成長とともに成人型へ移行する

・嚥下機能は小児期からの発達が重要


お子さまの飲み込みや口呼吸が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。


筆者:福島ファミリーデンタルクリニック 院長 歯科医師 増田貴行

 
 
 

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