離乳後期(歯ぐき食べ期・手づかみ食べ期)の大切な役割
- fukushimafdcinfo
- 7月17日
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離乳後期は生後9〜11か月頃にあたり、「歯ぐき食べ期」や「手づかみ食べ期」と呼ばれています。この時期は、舌だけでなく歯ぐきを使って食べ物をつぶしながら食べる練習をする大切な時期です。また、自分で食べようとする意欲が育ち、お口の機能だけでなく手や指の発達にも大きく関わります。
離乳後期の食事回数は1日3回が目安です。母乳は食後に加えて欲しがるだけ与え、ミルクは食後に加えて1日2回程度与えます。生活リズムを整えながら、家族と一緒に食事を楽しむ習慣を作っていきましょう。
この時期の食べ物の硬さは、歯ぐきでつぶせるバナナくらいが目安です。赤ちゃんがお口をもぐもぐと動かし、食べ物を歯ぐきで押しつぶしているか観察してみましょう。丸飲みをしている場合は、食材の大きさや硬さを見直すことも大切です。
また、手づかみ食べが盛んになる時期でもあります。手で食べ物をつかみ、口まで運ることで、目・手・口の協調運動が発達します。食べこぼしを心配しすぎず、自分で食べる経験をたくさん積ませてあげましょう。
さらに、手づかみ食べから徐々にスプーンを持つ練習へ移行していきます。上手に使えなくても問題ありません。食べ物をすくう動作や口へ運ぶ動作を経験することで、自分に合った一口量を学んでいきます。この「一口量の獲得」は、将来の上手な咀嚼や飲み込みにもつながります。
指先の発達も大きな特徴です。親指と人差し指を使って小さな物をつまめるようになり、食べ物をつまむ動作も増えてきます。この経験が手先の器用さを育てることにもつながります。
食事の際の姿勢も重要です。椅子にしっかり座り、足裏が床や足台、補助板にしっかりつくようにしましょう。足が安定することで身体が支えられ、お口や舌、顎を効率よく使えるようになります。
離乳後期は、「食べる力」と「自分で食べる力」を育てる重要な時期です。赤ちゃんの成長に合わせて見守りながら、楽しい食事時間を作っていきましょう。
筆者:福島ファミリーデンタルクリニック 院長 歯科医師 増田貴行


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