離乳完了期に食事中に立ち歩く原因と対策|家庭でできる工夫
離乳完了期になると、食事中に椅子から立ち上がる、歩き回ってしまう、食べることに集中できないといった悩みがみられることがあります。保護者にとっては心配なことですが、単に落ち着きがないからとは限りません。食事と遊びの区別がついていないことや、座る姿勢を維持する難しさ、生活習慣などが関係している場合があります。
今回は、離乳完了期に食事中の立ち歩きがみられる原因と、家庭でできる対策をご紹介します。
1.食事と遊びの区別をつける
食事中におもちゃで遊んだり、歩き回ったりする場合、食事の時間と遊びの時間の区別がまだ十分についていない可能性があります。
食事の前にはおもちゃやテレビなど、気が散るものを片づけ、食事に集中しやすい環境を整えましょう。また、保護者も一緒に食卓につき、食べる姿を見せることが大切です。
食事中に立ち歩いたときは、強く叱るのではなく、落ち着いた声で椅子に戻るよう促しましょう。食事と遊びの時間を分け、繰り返し伝えることで、少しずつ習慣を身につけていきます。
2.座る姿勢を維持できる環境をつくる
椅子に座って食べ続けるには、体を安定させることが大切です。足が床や足置きにつかない、椅子の高さが合わないなどの場合、姿勢を保ちにくいことがあります。
椅子やテーブルの高さを見直し、足裏が足置きなどにしっかりつくように調整しましょう。体が安定すると、食べる動作にも取り組みやすくなります。
また、食事中は安全に座れる椅子を使用し、立ち上がったまま食べたり、歩きながら食べたりしないようにしましょう。
3.体を動かす遊びを取り入れる
体のバランスを保つ力や姿勢を調整する力は、成長とともに発達していきます。体を動かすことが好きなお子さまには、日中に散歩や公園遊びなど、年齢に合った活動を取り入れるのもよいでしょう。
ただし、立ち歩きの原因を平衡感覚だけで判断することはできません。姿勢の不安定さが目立つ場合や、日常生活でも動作に気になる様子がある場合は、専門家に相談しましょう。
4.食事のルーティンをつくる
食事の時間や流れが毎日大きく変わると、食事に気持ちを切り替えにくいことがあります。
「手を洗う」「椅子に座る」「いただきますをする」など、食事前の流れをできるだけ一定にしましょう。食事時間は長くなりすぎないようにし、子どもの空腹や満腹のサインにも配慮します。無理に食べさせ続けず、食事を終えるタイミングを保護者が適切に判断することも大切です。
まとめ
離乳完了期の食事中の立ち歩きには、食事環境や姿勢、生活リズムなど、さまざまな要因が関係します。食事と遊びを分け、座りやすい環境を整え、毎日のルーティンをつくることから始めましょう。
福島区鷺洲の福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さまのお口の発達や食べ方についてのご相談にも対応しています。食事中の様子や噛み方など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
筆者:福島ファミリーデンタルクリニック院長 歯科医師 増田貴行


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