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子供の口蓋扁桃が大きい。大丈夫?

  • 執筆者の写真: fukushimafdcinfo
    fukushimafdcinfo
  • 6月19日
  • 読了時間: 4分

お子さんのお口の中を見た時に、「のどの奥にある扁桃腺が大きい気がする」「これって病気なのかな?」と心配されたことはありませんか?

実は、子供の口蓋扁桃(こうがいへんとう)が大きいこと自体は珍しいことではありません。多くの場合は成長過程の一つであり、すぐに心配する必要はありません。しかし、口蓋扁桃が大きいことでお子さんの日常生活やお口の機能に影響を及ぼしている場合には注意が必要です。

今回は子供の口蓋扁桃について解説します。

口蓋扁桃とは?

口蓋扁桃とは、のどの左右にあるリンパ組織で、一般的には「扁桃腺」と呼ばれています。

細菌やウイルスなどが体内へ侵入するのを防ぐ役割があり、免疫機能の一部として働いています。

子供は大人に比べて免疫機能が発達途中であるため、口蓋扁桃が活発に働きます。そのため、3歳頃から徐々に大きくなり、5~6歳頃に最も大きくなることが多いとされています。その後は成長とともに徐々に小さくなり、大人になる頃には目立たなくなります。

また、生まれつき口蓋扁桃が大きいお子さんもいます。

そのため、単純に「扁桃腺が大きい=異常」というわけではありません。

心配しなくてよいケース

次のような場合は、経過観察となることがほとんどです。

・元気に食事ができている・発音に問題がない・いびきがない・睡眠中の呼吸が安定している・体重増加や成長に問題がない

このような場合は、口蓋扁桃が大きくても成長に伴い自然に改善することが多いため、過度に心配する必要はありません。

注意が必要なケース

一方で、口蓋扁桃が大きすぎることで様々な症状が出る場合があります。

食事を飲み込みにくそう

食事中に何度も飲み込む様子がある、食べるのに時間がかかる、固いものを嫌がる場合は、口蓋扁桃が物理的に邪魔をしている可能性があります。

飲み込みが悪い状態が続くと、食事量の低下や栄養状態にも影響することがあります。

いびきをかく

子供のいびきは「かわいい寝顔」と思われがちですが、毎日のように大きないびきをかく場合は注意が必要です。

口蓋扁桃が大きいと気道が狭くなり、空気の通り道が確保しにくくなります。その結果、睡眠中にいびきが発生します。

睡眠時無呼吸がある

寝ている時に呼吸が止まる、息苦しそうに寝ている、寝相が激しいなどの症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠の質が低下すると、

・日中の集中力低下・落ち着きのなさ・学習への影響・成長ホルモン分泌の低下

などにつながることがあります。

口呼吸になっている

口蓋扁桃が大きいことで鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸が習慣化する場合があります。

口呼吸は虫歯や歯肉炎のリスクを高めるだけでなく、歯並びや顎の成長にも影響を及ぼすことがあります。

除去手術が検討される場合

口蓋扁桃が大きくても必ずしも手術が必要になるわけではありません。

しかし、

・食事が飲み込みにくい・強いいびきが続く・睡眠時無呼吸がある・繰り返し扁桃炎になる

などの場合には、耳鼻咽喉科で扁桃摘出術が検討されることがあります。

手術の必要性は症状の程度やお子さんの成長への影響を総合的に判断して決定されます。

歯科医院でもお口の機能を確認しています

歯科医院では虫歯や歯並びだけでなく、食べる・飲み込む・呼吸するといったお口の機能も確認しています。

口蓋扁桃が大きいお子さんでは、口呼吸や飲み込みの問題が隠れていることがあります。

「食べるのが遅い」「いびきが気になる」「いつも口が開いている」など気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

福島ファミリーデンタルクリニックでは、お子さんのお口の発達や口腔機能についてもサポートしております。

筆者:福島ファミリーデンタルクリニック 院長 歯科医師 増田貴行

 
 
 

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