新生児に見られるリガフェーデ病って何?
- fukushimafdcinfo
- 3月2日
- 読了時間: 3分
こんにちは。福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック。」です。
今回は、新生児にまれに見られる「リガフェーデ病」について解説します。あまり聞きなれない病名ですが、生後間もない赤ちゃんの口の中に起こるトラブルのひとつです。
■ リガフェーデ病とは?
リガフェーデ病とは、生まれてすぐ、あるいは生後間もなく生えてくる「先天歯(せんてんし)」や「新生歯」が原因で、舌の裏側(舌下面)に傷や潰瘍ができる病気です。
本来、乳歯は生後およそ6か月頃から生え始めます。しかし、まれに生まれた時点ですでに歯がある場合があります。これを「先天歯」といいます。
この早く生えた歯が授乳時に舌の裏とこすれ続けることで、傷ができ、次第に潰瘍となってしまいます。これがリガフェーデ病です。
■ 母子ともに負担がかかる理由
リガフェーデ病は、赤ちゃんだけでなくお母さんにも影響を及ぼします。
授乳の際、先天歯がお母さんの乳頭に当たり、傷ができてしまうことがあります。その結果、
・授乳のたびに強い痛みが出る・赤ちゃんがうまく吸えず、哺乳量が減る・赤ちゃんが不機嫌になる・母乳育児の継続が難しくなる
といった問題が起こることがあります。
赤ちゃんも舌の裏に傷があるため、哺乳時に痛みを感じ、飲む量が減ってしまうことがあります。母子ともにストレスを抱えてしまう状態です。
■ どう対処するの?
対処法は、症状の程度によって異なります。
① 歯の先端を丸める(研磨する)→ 歯の角をやさしく丸め、舌や乳頭への刺激を減らします。
② 抜歯する→ 動揺が強い場合や症状が改善しない場合は抜歯を検討します。
特に、歯がぐらついている場合は誤って飲み込んでしまうリスクもあるため、慎重な判断が必要です。
多くの場合、適切な処置を行えば症状は改善します。放置せず、早めに歯科を受診することが大切です。
■ 先天歯は珍しい?
先天歯は非常にまれで、数千人に1人程度といわれています。ほとんどは下の前歯に見られます。
「こんなに早く歯が生えるなんて大丈夫?」と不安になる保護者の方もいらっしゃいますが、必ずしも異常というわけではありません。ただし、舌の傷や授乳トラブルがある場合は専門的な対応が必要です。
■ まとめ
・リガフェーデ病は先天歯が原因で舌の裏に傷ができる病気・授乳時に母子ともに痛みやストレスが生じる・対処法は歯を丸める、または抜歯・早めの受診が大切
赤ちゃんのお口のことで気になることがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。早期対応が母子の負担軽減につながります。


コメント