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【子供のお口の状態と鼻呼吸の関係】

  • 執筆者の写真: fukushimafdcinfo
    fukushimafdcinfo
  • 1月31日
  • 読了時間: 2分

近年、小児歯科の診療現場で「口がいつも開いている」「口呼吸が習慣化している」お子さんが増えていると感じます。特にコロナ禍以降、この傾向はより顕著になりました。その背景の一つとして考えられるのが、長期間のマスク生活です。


本来、人は鼻で呼吸することで、空気中のウイルスや細菌、ホコリを鼻毛や粘膜でろ過し、体内に入る前にブロックしています。しかし口呼吸になると、この防御機能が働かず、菌が直接体内へ侵入しやすくなります。その結果、風邪をひきやすい、喉を痛めやすいといった不調につながることがあります。


さらに、口呼吸は「お口の中の環境」にも大きな影響を与えます。口が開いている時間が長いと、お口の中が乾燥しやすくなり、唾液の自浄作用が低下します。唾液には細菌の増殖を抑える重要な役割があるため、乾燥した状態が続くと虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。


小児期に特に注意したいのが、歯並びや顎の成長への影響です。口呼吸が習慣化すると、舌の位置が本来あるべき上顎から下がり、前歯を内側から支えられなくなります。その結果、歯並びが乱れたり、顎が正しく発達しにくくなったりする可能性があります。これは将来的な噛み合わせや発音にも関係してきます。


では、なぜ子供は口呼吸になりやすいのでしょうか。原因として、鼻づまり(アレルギー性鼻炎・扁桃肥大など)、姿勢の乱れ、柔らかい食事が多い食生活など、さまざまな要因が考えられます。特に現代の生活環境では、顎や口周りの筋肉を十分に使わないまま成長してしまうケースも少なくありません。


大切なのは、「正しい鼻呼吸を意識すること」です。日常生活の中で、お子さんのお口が自然と閉じているか、食事の際によく噛めているか、姿勢が崩れていないかをチェックしてみてください。また、歯科医院ではお口の状態だけでなく、舌の動きや呼吸の癖なども含めて確認することが可能です。


福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、小児歯科を通じて、虫歯治療だけでなく、お子さんの健やかな成長を見据えたお口のサポートを行っています。気になる癖や不安があれば、早めにご相談いただくことが大切です。正しい呼吸と健康なお口は、子供の将来の健康を支える大きな土台となります。


筆者:福島ファミリーデンタルクリニック 院長 歯科医師 増田貴行


 
 
 

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