離乳後期に食に興味がない・食べる意欲がないときの対応策
離乳後期になると、少しずつ食べられるものが増えてくる一方で、「食事に興味を示さない」「口に入れても食べようとしない」「食べる量が少ない」といった悩みを抱える保護者の方も少なくありません。
離乳後期の食事では、単に「たくさん食べること」だけを目標にするのではなく、食べることへの興味や、口を使って食べる経験を少しずつ増やしていくことが大切です。
まずは食形態や硬さを確認しましょう
食べる意欲が低いときには、現在のお子さんの発達に対して、食事の形態や硬さが合っているかを確認してみましょう。
硬すぎるもの、繊維が多くて噛みにくいもの、反対に柔らかすぎて口の中でまとまりにくいものなどは、食べにくさにつながることがあります。
離乳後期では、歯ぐきでつぶせる程度の硬さを目安にしながら、お子さんの口の動きや食べる様子に合わせて調整することがポイントです。
「食べない=食欲がない」と考える前に、「実は食べにくいのでは?」という視点を持つことも大切です。
味付けや見た目を変えてみる
同じ食材でも、味付けや調理方法を少し変えることで、食事への興味が出てくることがあります。
離乳後期は素材の味を活かした薄味を基本とし、だしなどを利用して風味に変化をつけてみましょう。
また、食材の組み合わせや盛り付けを変えたり、手づかみしやすい形にしたりするなど、「見た目」や「食べ方」に変化をつけることも一つの方法です。
無理に食べさせるのではなく、「ちょっと触ってみよう」「においをかいでみよう」といった経験も、食べ物への興味につながります。
一人で食べさせないことも大切です
食事の時間が「一人で食べる時間」になっていないかも確認してみましょう。
赤ちゃんは家族が食べている姿を見ることで、食べることに興味を持つことがあります。できるだけ家族と一緒に食卓につき、食事の雰囲気を共有してみましょう。
家族が「おいしいね」「一緒に食べようね」と声をかけたり、楽しそうに食事をしたりすることも、食への興味を育てるきっかけになります。
食べないときは焦らないことも大切
離乳後期は、食べる量や好みに個人差が大きい時期です。一時的に食べる量が減ることもあります。
「全部食べさせなければ」と焦るよりも、食事の時間を楽しく過ごせる環境をつくり、さまざまな食材や食感を経験させてあげましょう。
ただし、食べにくそうにしている、むせることが多い、飲み込みにくそう、体重の増え方が気になるなどの場合は、口腔機能や摂食嚥下の発達が関係している可能性もあります。
福島区鷺洲の歯科医院「福島ファミリーデンタルクリニック」では、小児歯科の診療を通して、お子さんのお口の発達や食べる機能についてもご相談いただけます。食事について気になることがあれば、一人で悩まずご相談ください。
筆者:福島ファミリーデンタルクリニック院長 歯科医師 増田貴行


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